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ハリネズミを飼ってみようかな、飼いたいなと考えている方に、ペットショップでの購入からケージや暖房器具などを揃えて飼い始めるまでの手順を紹介していきます。
まずハリネズミを購入するとしたらペットショップやブリーダーからの購入がありますが一般的に購入しやすいのはペットショップで、小動物コーナーで大体15,000~20,000円くらいで販売されています。
日本で飼えるハリネズミはヨツユビハリネズミという1種類のみとなり、そのカラーバリエーションは100種類近くあるとされ、その中でも代表的なカラーでペットショップでよく見かけるのは、
ソルト&ペッパー
チョコレート
パイド
シナモン
アプリコット
が多いです。
ハリネズミ購入から飼育にかかる大体の費用を↓の記事で解説しています。
ハリネズミの値段・飼育道具を揃えるのに必要な費用と、毎月の飼育費はどれくらいかかるのか?
<目次>
ペットショップに会いに行こう
まずはお近くのペットショップに行ってみましょう。
そこでハリネズミが扱っていれば、価格やカラー、大きさを一度確認してみるのがいいと思います。
その次は他のペットショップにも行ってみましょう。
ペットショップによって扱っているハリネズミのカラーや成長度合いも違います。
他のペットショップにも行ってみよう
他のペットショップにも行って見てみると、店舗によって扱っている子が生まれて数か月の子や、だいぶ大きくなっている子などがいることがわかります。
成長して大きい子ほどお値段も安くなっていることが多いので、判断材料にするとよいでしょう。
顔を見せてもらおう
店員さんに顔を見せてもらえるようお願いしましょう。
ペットショップのハリネズミはほとんどが丸くなって寝ています。
営業時間帯も昼間~夕方ですしライトも眩しいので、動くのを待っていてもほぼ顔を見せてくれることはありません。
お願いすれば店員さんが持ち上げて見せてくれます。
見せてくれなかったり持ち上げ方が雑だったりするお店の場合は、今後のことも考えてそこでの購入はおすすめしません。
何匹もいる場合は全部見せてもらいましょう。
持ち上げられたときに暴れて顔を見せてくれる子や、ガッチリと丸くなって全く見せてくれない子など色々いると思います。
何匹か見ていくときっと、見た瞬間に電撃が走り「この子に決めた!」となるような子と出会えるハズです。
もしかしたら1店舗目で出会えるかもしれませんよ。
保険に入っておくのをお勧めします
ペットショップで購入すると大体ペット保険を勧められると思います。
保険が使えてハリネズミを見てくれる病院を紹介してくれたりするのでありがたい。
保険は負担してくれるパーセンテージにより月々1,000~3,000円くらいが相場で使用額の上限があったりしますが、エキゾチックアニマルということもありやはり病院にかかる費用はなかなかの金額になります。
かくいう我が家も50%負担してくれる月々2,000円くらい保険に入っています。
今のところ病院のお世話にはなっていないのでありがたみというのはまだ感じてはいませんが、それこそ何かあった時の『保険』ですね。
ハリネズミの住まいを購入しよう
ハリネズミを購入したら当然住む家を準備する必要があります。
ペットショップですとそのまま必要なものを揃えることが出来るので、一緒に購入して帰りましょう。
飼うことを決めているなら、ネットで先に買っておくのもアリです。
【飼育で最低限必要なもの】
飼育で最低限必要なものは以下の5つです。
・ケージ
・寝床
・床材
・エサ入れ
・水飲み場
5つの必要なものについて↓の記事で詳しく解説しいています。
ハリネズミを飼うにあたって5つの必要なもの
ここで突然ですが、ヨツユビハリネズミの生息温度は20~30度になります。
個体により多少耐えられる温度に差はありますが、極端な温度差は死んでしまいます。
それを踏まえて、ここではハリネズミの命にかかわるケージについて触れていきます。
ケージには保温性のよいアクリルやガラス張りの水槽タイプと、通気性のよい金網タイプのものがありどちらを買ってもいいですが、それぞれのメリット・デメリットを知っておきましょう。
水槽タイプのメリット
保温性が高いので、冬場は動物用の暖房器具を使えば特にケージに何か加工をする必要がありません。
水槽タイプのデメリット
保温性が高いため、夏場は熱がこもりやすいので通常よりも低めのクーラーでしっかりと温度管理する必要があり、梅雨の時期などは湿気もこもりやすいのでダニの発生に注意する必要があります。
金網タイプのメリット
通気性が良いので、夏場は25度くらいでクーラーを付けたままにしておけば大丈夫。
また、水槽タイプに比べてダニの発生の心配が少なくてすみます。
金網タイプのデメリット
保温性は無いに等しく、外気の影響をモロに受けるので動物用の暖房器具を使っても温度が下がります。
ケージ全体を保温シートで囲ってあげるなどが必要となります。
↓金網タイプケージの冬支度方法です
ハリネズミの冬支度・網タイプのケージ(シャトルマルチ)は周りを囲って保温しましょう
以上、ケージのメリット・デメリットでしたが、どのケージでも中に温度計を入れておいて確認できるようにしてください。
思っている以上に暑かったり寒かったりすることがあるので、温度管理は適切に行いましょう。
一番いいのは暑い時期は金網型、寒い時期は水槽型というふうに使い分けるのがベストかと思います。
【秋~冬の寒い時期に絶対必要なもの】
秋~冬の寒い時期に絶対必要なものは
・小動物用の暖房器具
暖房器具はケージを置いてある部屋自体をずっと適温に保てるのであれば無くてもよいですが、通常の家庭では難しいと思います。
室温を適温に保てない場合は小動物用の暖房器具を必ず購入してください。
【あってもいいもの】
・砂場
・回し車
こちらは飼い主さんの考え方やハリネズミが気に入ってくれるかどうかにもよるので、買ったものの結局使わないということもあり得ますが、一度使ってみるのもアリだと思います。
暖房器具、砂場、回し車の必要性については↓の記事で解説しています。
ハリネズミの砂場(トイレ・砂浴び場)、回し車、ヒータの必要性
温度管理の大切さについては↓の記事で解説しています。
ハリネズミは温度や湿度管理がすごく大事です
秋・冬はハリネズミのケージを暖房機器であたためる必要があります
ご飯やおやつを準備しよう
ハリネズミはとっても偏食なため、最初はペットショップで食べさせていたものを変えずに与えるのが最善です。
生活環境も変わりストレスを感じているところ急に食べ物まで変わってしまうと、下手をすると前食べていたものも食べなくなってしまう危険性があります。
ハリネズミは一度食べなくなったら頑なに食べません。
次食べられるものを見つけるのは大変苦労しますので、ペットショップで食べさせていたエサや量、ふやかし方などを聞いておいて出来る限り同じにしてあげてください。
おやつも店員さんに聞いて食べていたものをあげると良いでしょう。
我が家に慣れてきたら徐々に変えてみるといいと思います。
きっと、もっと大好きなおやつに出会えて喜んでくれるでしょう。
ハリネズミの食べもの事情については↓の記事で解説しています。
ハリネズミの偏食は飼い主泣かせ
ペットショップからの帰りに気をつけよう
ハリネズミはストレスに弱いです。
なので移動時に過度に揺らしたりしないよう気を付けましょう。
もちろん温度にも気を付けて。
車の場合夏場はクーラー、冬場は暖房を付けてまっすぐ家に帰ってください。
寄り道なんてもってのほかです。
家に帰ったらすぐに部屋の温度をハリネズミの適温にするようにしましょう。
ケージや寝床などを設置しよう
冬場は暖房器具(暖突など)も付けて設置しなければならないので時間がかかります。
↓金網ケージ(シャトルマルチ)に暖突を付ける方法を予習しておく
ハリネズミのケージに暖突を設置する方法(シャトルマルチシリーズ)
ケージが準備できたら、床材・寝床・水場などを置いていくので、位置はある程度事前に決めておくと良いですね。
もちろん後々変えることもあるでしょうができれば大きな変更がないようにしておかないと、位置が変わっていること自体がハリネズミにはストレスで、しばらく寝床から出てきてくれなくなったりします。
ハリネズミのことを勉強しよう
飼い始めは分からないことだらけなので、ハリネズミについて勉強しましょう。
当ブログやほかの飼い主さんのブログなど色々見て勉強ということもできますが、ブログだとどうしても記事が散らばってて見にくかったりします。
そんな時、本であれば綺麗にまとめられていますし、見たい時に見たい項目をパラパラとめくって見られるので、1冊は持っておくことをおすすめします。
我が家が「まろん」を飼い始めた当初数カ月は、この「ハリネズミの”日常”と”ホンネ”」という本をすごく参考にさせて頂きました。
イラストもとってもかわいいですし、文章もすっきり分かりやすく知りたいことが詰め込まれているので、最初の頃は毎日お世話になったことを思い出します。
飼い始めるまでまとめ
今回は購入から飼い始めるまでの手順を記事にしてみました。
おさらいすると以下の9つです。
・ペットショップをいくつか回ってみる
・ハリネズミの顔を見させてもらう
・ペット保険に入るかどうかを検討する
・ケージなど必要なものを同時購入、もしくは事前に購入する
・エサは何を食べさせているのか店員さんに聞いて同じものを購入する
・移動の際の衝撃や温度に注意する
・家の中の温度をすぐに適温にする
・ケージの設置場所や寝床など位置をある程度決めておいて設置する(しておく)
・ハリネズミのことを勉強する
とにかく急激に大きい変化を与えないようにし、徐々に慣れていってもらうことがハリネズミと仲良く暮らすコツ。
最初は思っていた以上に懐かないことで焦ってしまい、ついつい忘れがちになるので気を付けましょう。
あなたにとって大切なパートナーとなるハリネズミが見つかりますよう心から願っています。